上田城は真田幸村(信繁)の父・昌幸が築城しました。徳川軍を二度にわたって退けた名城で、日本100名城にも選ばれています。春には櫓門前のシダレザクラやソメイヨシノなど約千本の桜が咲き誇り、市民はもちろん大勢の観光客が花見に訪れます。
長野県の東部に位置する上田市は、人口16万人、長野・松本につづく長野県の第三の都市です。
信濃国分寺をはじめ、多くの文化財が残る塩田平や市内を通る北国街道沿いには当時の面影が今も多く残ります。
大正時代には養蚕業で栄え、蚕室作りの建物や擬洋風建築などが当時の繁栄を今に伝えてくれます。また、上田盆地周辺には別所温泉をはじめ良質の温泉に恵まれます。
このように観光資源の多い上田市ですが、上田といえばなんと言っても戦国武将の「真田幸村」です。
その真田幸村親子が徳川の大軍を2度まで破ったのが上田城。この城は、天正11年1583年に幸村の父、昌幸によって築かれます。その後まもなく徳川の大軍むかえ撃退し天下にその名を知られることになりました。
上田市の中心にあるこのお城は、現在は桜の名所として市民の憩いの場となっています。現在およそ800本7種類の桜が公園内に植えられています。
上田市ではこの上田城の桜を「千本桜」の名称で広く全国に売り出しています。世界的照明デザイナーの石井幹子さんの監修による千本桜ライトアップも完成、上田城二の丸橋からお堀の周りにかけて101灯のライトアップがお楽しみいただけます。